二藍蝶
「大切なのは、カイリ
 
 貴方だけなの・・・
 
 貴方しか要らない
 
 他に、何もいらない」

流れる涙・・・

藍を抱く、浬の腕。

「藍、ごめん・・・」

「カイリ、お願い
 
 ここで暮らす方がいいだ
 なんて言わないで
 
 私を、今すぐ
 連れて帰って・・・」

「ああ、帰ろう
 
 あの部屋に」

助手席で、お前は笑って
いるかと思えば、今度は
申し訳なさそうに俺に謝る。

「カイリ、わがまま
 言ってごめんね」
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