二藍蝶
「何、何の話?」

茅野ママの問いかけに
二人は同時に答える。

「何でもない」

いつもの数倍

楽しい食卓。

パパも、茅野ママも
よく笑い、よく話す。

「ヨシノ、美味しい?」

「ああ、うまいよ

 それにしても、あの
 何にもしないカヤノが
 こんな料理を作れるように
 なるなんてなぁ、イブキ?
 
 信じられない」

「だろう?
 本当、俺も驚いてるよ」

「はいはい、何とでも
 言ってください」

パパと芳野に『そんな事ない』
と、訂正して怒る事も無く
黙々とご飯を食べ進める
茅野ママに、私と弟は驚き
顔を見合わせた。
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