鶏冠頭の不良
「暇って…」
呆れた表情の鶏冠頭
「でも、ホントに暇なんだって
そんな暇があったら、このいい眺めを何時間も見ときたいよ
あ、そうだ」
思い出したかのように、黎さんは立ってどこかに行くと、紙袋を下げて戻ってきた
「これね、うちのメーカーの化粧品
サンプルとかでもらうんだけど…
俺、男だから使わなくって堪るんだよね…
だから有効に使ってあげられる裕芽ちゃんにあげようかと思って」
ニコリと微笑む黎さん…
うちは笑えねーわ!!
ここの化粧品チョー高い!!
それをタダで貰うなんて!!
アカン!!アカン!!