アイコトバ。 feat.とうふ白玉

*2*




皿の上の豪華な料理も時間が経つにつれ、皿の上から消えていった。


「皆様、この屋敷のシェフが用意した食事はどうでしたか?お腹は膨れましたでしょうか?」


黒川の言葉に対し、拓真が「最高でした!!もう食べれね~」と満面の笑顔で言った。黒川はその言葉を待っていたかのように、


「ありがとうございます。それではこの屋敷の主から皆様へプレゼントを用意させていただきました」


と言い、指を軽快に鳴らすと部屋の奥から黒スーツを来た男がタイヤのついたテーブルを押しながらやってきた。


「皆様へのプレゼント、ペアブレスレットでございます」


そう言うと黒スーツの男は一人一人にブレスレットを渡し始めた。


ブレスレットは白と黒があり黒光りする珠が埋め込まれていた。


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