Everlastingly Love





アリアが眠り続けて50日程が経過していた。





生まれた双子の王子はジェイドに似て成長が早いのか、すっかり大きくなり、髪も綺麗に生えている。





アリアに似た眩しい程の見事な銀髪を持つ二人の王子の愛らしさに誰もが溜息をつく。






「ジェイド様」

「ああ、ルーシアか。何だ?」

「二人の王子はお二人と本当によく似てらして、とても可愛いですね」

「ああ。親バカと言われるかもしれんが我が子は可愛い」

「アリア様にも早く見ていただきたいですわ」

「ああ………」

「あ!ジェイド様。もうすぐアリア様の18歳の誕生日ですね」

「そうだな。アリアが喜びそうなものを用意してある」

「流石ジェイド様ですね!私もささやかなものを用意しているのですよ。喜んで下さると嬉しいのですが」

「アリアは何でも喜んでくれるだろう」

「ええ。お優しい方ですから、きっと………」







間もなくアリアの18回目の誕生日がやって来る。




誕生日を迎えると言う事はレイリーゼに嫁いでからもうすぐ1年。




結婚記念日も近付いていた。




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