年下の君に恋をして
コンビニの入口近くに、3人の少年が変な格好で座ってタバコを吸っていた。

コンビニでそういう若者達を見かける事は珍しくないけど、深夜に近い時刻だったので、ちょっと気味が悪かった。

私は彼らと目を合わせないようにして、足早に店内へ入った。
その時、視界の隅で少年達の、纏わり付くような不快な視線を感じた。

やっぱり野田さんに待っててもらえば良かったかな…


コンビニでの買い物は、明日食べるパンと牛乳だけだけど、雑誌を眺めたりしてわざと時間を掛けた。

しかしレジを済ませてコンビニを出ると、期待に反してまだ少年達はそこにいた。

私は彼らを全く気にしない素振りで、早足で歩き出した。

すると、背後で少年達が立ち上がる気配がした…!
< 2 / 178 >

この作品をシェア

pagetop