甘い秘密指令〜愛と陰謀に翻弄された純情OL〜
「お話はまた今度にしない? 今夜は帰って、早く休んだ方がいいと思う。私もちょっと、疲れちゃったし」

「正直に言えば俺も早く帰って寝たい。先週、忙しかったんだ」

「じゃあ…」

「いや、そういうわけには行かない。どうしても今夜、君に話したいんだ」

『君?』

その時、私にあるアイデアが浮かんだ。
非常識で大胆かもしれないけど、征一さんが話を出来て、早く寝られる唯一の方法。

「征一さん、取り合えず私を家まで送ってください。お話はその後伺いますから」

「分かった」
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