俺様と奏でるハーモニー


基本的に、こつこつ勉強したり、練習することが苦にならないタイプの私。


そう、決して天才肌ではないの。


努力してるのよ、これでもね。


だから、音大もピアノ科ではなく、作曲科へ進んだの。


自分でもそれほど演奏センスがないのはよく解ってるから。


悔しいけれど、教え子の狼君と子羊ちゃんには到底かなわないわ。


だからこそ、私は練習量と理論でカバーするしかないの。


今回はその練習する時間がなかったから、本当にお粗末な演奏になってしまったけれど。


この週末でバッチリ練習して来るんだから!!


……修さんを失望させたくないもの。



「タイミングが掴めて来たところで、今日はおしまいにしよう。

お、ポトフがいい感じになってきたぞ!」

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