俺様と奏でるハーモニー
「ちょっ……ちょっと、何するんですか!!」
「由奈が聞いたから、説明してやるんだろう。再現してやる」
私の抗議を聞かず、仰向けで私の膝に頭を乗せている。
そして、修さんの片手が私の……お尻を触っているじゃないの!!
「何するんですか~!! セクハラで訴えますよ!!」
修さんの頭を膝に乗せたまま、私は勢いよく立ち上がった!
頭がごろんと床に落ちたけど、そんなのかまうもんですか!
「いってえぇ~! でも、良かった」
「何が良かったんですか!!」
私の膝枕? それともお尻?
きいいいぃ~! 何なのこのセクハラ男!
「俺と同じ反応をしたよ、由奈も。やっぱり、こんなことされたらおかしいだろ?」
……確かに、おかしい。
納得したけど、夜中にこんなことするあなたも十分おかしい。