キラキラ王子と俺様王子
「は・・・・」
言葉を完全に失う女性陣。
「え・・・ち、千秋先輩は、この事知ってたんですか?」
私は一番近くにいた千秋先輩に問いただした。
「うん。紗那ちゃんが入学してくる1ヶ月前くらいからかな。なんかそうゆうのってやっても害にはならないし、楽しそうだしいいかなぁって。」
軽く笑って返事をしてくれる千秋先輩は余裕な表情。
・・・ほかの集まった男子生徒も、またそのような表情をしていた。
おそらく、男子の方は話を前々から聞かされていたのだろう。
―――そりゃそうだよね・・・
護衛なんていうくらいだから、自分の身を犠牲にしてまで私たちを守らなきゃいけないんだ。
ついさっき知らされて、はいわかりました。なんて言えるハズがない。
「・・・先生、僕的に考えて、いきなり初対面の人物から、今後護衛に当たる者を選べというのは、少し無理があるのでは・・・」
低く落ち付いた、冷静な声のする方向を見れば、そこにはまさしく"エリート"って感じの男の人が立っていた。
「あ・・・確かにそうかもな!はっはっは!
じゃあ、これから男子は女子に軽く自己紹介をしてくれ。
女子の方は、もう把握済みだからする必要はないぞ!」
こうして、ゆるーい感じに男子生徒の自己紹介が始まった。