DesTroMentaL ParaSity
―デストロメンタル パラシティ―
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「……とすると、罪を認
めるということだな?」
ここにきてようやく少女
の過去を聞き終えると、
警部の男はいかにも苦虫
を潰したような表情で重
重しく口を開いた。
それに引き換え一方の少
女は、さも面白いものを
見つけたかの如く実に艶
めかしい唇をゆるゆると
上にあげていった。
「くくっ……さあねぇ」
ダァァァァァァァァァン
「――――っ!!ふざける
なぁぁぁ!!貴様は自分が
何をしたか分かっ……」
「ローエン警視総監に、
私なりの手厚いケアを施
しただけなんだがなぁ」
何ともけたたましい怒号
と振動が部屋を激しく揺
さぶるものの、少女は脚
を組みながらどこか楽し
げに言葉を被せていく。
「あのような偉大な方を
よくもむざむざと……」
しかしながら、尚も机に
手をついたまま終いには
肩を震わせ嗚咽を漏らす
彼を見るにつけ、少女は
途端に興ざめとばかりに
視線を横へ逸らした。
「偉かろうが何だろうが
“ボスの邪魔”であった
ことには変わりはない。
目の前の障害は全て取り
除く、ただそれだけ」
こうした男の醜態に時折
溜め息を交えながらも、
少女は未だに焦点を合わ
すことなく淡々と冷酷な
事実を述べていった。