死霊むせび泣く声
 俺はチッと舌打ちして、缶にわずかに入っていた血の水を捨ててしまい、そのまま空き缶用の袋に入れ、リビングに行く。


 そしてベッドに横たわった。


 俺はそれから夜中一度起きただけで、後は一切記憶がない。


 まあ、夏場で汗を掻いていたので、汗染みのにおいがしていたのは覚えているのだが……。
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