引っ込み思案な恋心。-1st








「お疲れ、柚。よく頑張ったじゃん!」





クラスのテントに戻り、最初に声をかけてくれたのはあゆだった。





「あゆ…。ごめんね、せっかく色々教えてくれたのに」



「いいんだって、そんなこと!すごくいいレースだったよ♪」





あゆがそう言うと、ななっぺも続いた。





「そうだよ!柚、一生懸命だった」



「ななっぺ…。ありがとう」





そんなこと言われたら、何か泣きそうになるよ。





すると、あかねちゃんが私の肩に手を回してきた。





「まさに、記録よりも記憶に残るレースだねぇ、あれは」





あかねちゃんがニヤリとしながらそう言うと、あゆとななっぺもうんうんと頷きながら笑った。






「そうなってくると、私も頑張らなきゃ。絶対コケない!!」





ななっぺはそう言うと、もうすぐ始まるむかで競争に出場するため、急いでテントを出て行った。





「あれ〜?そういや、長縄ももうすぐ?」





ななっぺを見送った後、あかねちゃんは辺りをキョロキョロして、長縄のメンバーを確認した。





「あ、ホントだ。もうすぐだから行った方がいいんじゃない?」





プログラムを確認して言ったのはあゆ。





「そっかぁ。うちらも柚に負けないぐらい頑張るぞーー!応援よろしく〜!」



「「頑張ってね!!」」





あゆと二人であかねちゃんを見送った後、私達はテントの奥の方に座った。





すると、誰かが私の隣に座った気配がした。





< 141 / 243 >

この作品をシェア

pagetop