引っ込み思案な恋心。-1st
あゆと瀬川くん、倉本くんのやり取りがおかしくて、私はつい「ぷっ」と吹き出してしまった。
すると、あかねちゃんも笑い出して私の肩に触れてきた。
「はははっ!柚もおかしくてしょーがないって!まー、強制的でも何でもいーけどさ〜、みんなで座って応援しようよ!もうすぐななっぺも出てくるし!」
「うん、まあそうだね。とにかくアンタ達、座りなよ。後ろの人が見えないから」
あゆもそう言いながらやれやれとその場に座った。
私達もあゆに続いてゆっくりと座った。
結局瀬川くんとまた二人きりにはなれなかったけど、みんなでななっぺを応援できて楽しかった。
でも私以外の4人は、別に瀬川くんに強制されているわけではないんだろうけど、勝手に大盛り上がりしていた。
ななっぺはさっきのむかで競争のリベンジと言わんばかりに4人5脚は他のクラスのチームを圧倒する走りを見せ、ぶっちぎりの1位でゴール。
私もこの時はあゆやあかねちゃんと手を取り合って喜んだ。
「よーーし、そろそろ最後のリレーだね。瀬川、気合い入れて行くよ!!」
「おう!お前ら、ちゃんと応援しろよ!」
4人5脚が終わってななっぺ達が退場していくと、あゆと瀬川くんが立ち上がった。
そろそろ最終競技のリレーが始まる。
メンバーの二人は並々ならぬ気合いのオーラを醸し出しながら応援テントを出て行った。