引っ込み思案な恋心。-1st





あゆと瀬川くん、倉本くんのやり取りがおかしくて、私はつい「ぷっ」と吹き出してしまった。





すると、あかねちゃんも笑い出して私の肩に触れてきた。





「はははっ!柚もおかしくてしょーがないって!まー、強制的でも何でもいーけどさ〜、みんなで座って応援しようよ!もうすぐななっぺも出てくるし!」



「うん、まあそうだね。とにかくアンタ達、座りなよ。後ろの人が見えないから」





あゆもそう言いながらやれやれとその場に座った。





私達もあゆに続いてゆっくりと座った。










結局瀬川くんとまた二人きりにはなれなかったけど、みんなでななっぺを応援できて楽しかった。





でも私以外の4人は、別に瀬川くんに強制されているわけではないんだろうけど、勝手に大盛り上がりしていた。





ななっぺはさっきのむかで競争のリベンジと言わんばかりに4人5脚は他のクラスのチームを圧倒する走りを見せ、ぶっちぎりの1位でゴール。





私もこの時はあゆやあかねちゃんと手を取り合って喜んだ。









「よーーし、そろそろ最後のリレーだね。瀬川、気合い入れて行くよ!!」



「おう!お前ら、ちゃんと応援しろよ!」





4人5脚が終わってななっぺ達が退場していくと、あゆと瀬川くんが立ち上がった。






そろそろ最終競技のリレーが始まる。





メンバーの二人は並々ならぬ気合いのオーラを醸し出しながら応援テントを出て行った。








< 161 / 243 >

この作品をシェア

pagetop