致命的フェティシズム【BL】
──先々週。
そう、先々週の、水曜日。
忘れもしない、丁度2週間前の放課後。
俺の秘密が、この白木にバレてしまった。
携帯のストラップとして付けていた小さなぬいぐるみを。
足下の鞄から、ほんの少しだけ見えていたそれを。
たまたまここへやって来た白木が、めざとく見付けやがったのだ。
焦った俺は携帯を隠そうとして失敗。
床に落ちて開いてしまった待受画面までをも、白木の目に曝すことになってしまった。
何たる失態……。
「水曜日の事は忘れてくれ」
「何言ってるの。水曜じゃないよ。金曜だよ」
ぬいぐるみと待受をどうにか取り繕って白木を準備室から追い出した後。
よりにもよって白木にバレてしまったことを、俺は酷く後悔していた。