Promise at Christmas
「…ちゃん!遥ちゃん!」

「え?あ、何?」

ぼーっと考え事をしていたせいか、未来に呼ばれて俺は慌てて反応する。


「さっきから携帯鳴ってるよ?大丈夫?」

「あ、やば…。ちょっと待ってて」

心配そうな顔を見せる未来を残して、1度、店の外に出た。



折り畳み式の携帯電話を開いてディスプレイを見ると…

<不在着信 7件>

<メール 6件>


見なくても相手が誰なのか察しがつく。

どこか重たい気持ちになりながら、着信履歴から電話を掛けた。


今日会う予定になっていた藍と、その約束を取り付けてきた真崎。


しかし、何度電話しても一向に2人が電話に出る様子はない。

謝りと断りのメールを作り送信する。



もしここで連絡が来たとしても…

未来に好きな男がいるとしても…

"今は未来と一緒にいたいんだ"


2人に申し訳なさを感じつつも、電源を落とした携帯電話をポケットの中に忍び込ませた。
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