ウルヴォーグ
3.陰謀
世の中には、本人の気づかないところで勝手にその気づかない本人に為に進む計画や思惑などおがある、ドッキリなどもその一種なのではないだろうか。
まぁ、これから光部や中洲に対して膨大な時間をかけるなどしてドッキリが仕掛けられるわけではない。
要は理不尽に本人以外がその本人のために、その本人の人生の道行きや筋書きを作られることはよくあることだ。
しかし一体この状況はなんだと光部望は呟く、教室入り第一声が基本的なおはようやよう、光部みたいな挨拶が来るかと思いきやいきなりお前オーディション受ける??
だったクラスのほぼ全員がそんな質問だ、いつからこの同じクラスのやつらは真面目にニュースを見るようになったんだろうか。
でもそれはおいておき、受けるつもりと答えると、お前勇敢だなどと言われ出した。
しかし授業が進み午後になる頃にはその話題は静まっていた。

「まぁこんなニュースなんてそんなもんよ、いくら政府の発表でも今回は胡散臭過ぎるから・・・」

「ちょっと待ってください!!」

話の途中で急に止められ少し疑問に思う少女、しかし光部自身もただ話を止めたのではなく、一様目的があったみたいだ。
周りをキョロキョロ見渡し目的の人物を見つける。
思いっきりネバついた視線を送る、普通にそんな視線送られてはたまったもんじゃない、そのせいですぐ気づきめっちゃ嫌な顔をする幼馴染みがいる。
光部自身の用とはある人物、中洲を見つけることだ。
一体なんだよと呟き頭をポリポリとかきながら近づいてくるあからさまめんどくさがっているしぐさだ。

「んだよ、せっかくゲームの裏技について語ってたのに」

「そんなこといいんですよ後で!!この方がとってもいい意見言ってくれるから聞いてくださいよ、。」

視線でさっきの話を続けるように促す光部、さっきから何したいのかわからず少しあきれぎみ見てた彼女だが、視線に促されるまま続ける、しっかしめんどくさそうなのは中洲と同じらしい、えっとねっとさっきの続きを話し出す。
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