恋の勉強
「先輩!」
先輩のクラスは2-1。
教室には先輩しかいなかった。
ちょうど夕日がさしこんで
奏くんの顔が見えない。
でも私は早く奏くんに伝えたくて…
「奏くん!私…」
「……よう」
ぼそっとなにかを言った奏くん。
「え…??」
「別れよう。美月」
ドクン
私の心臓はドキドキとは
また違う音をたて始めた。
「え…まって。意味わかんないよ…」
「付き合ったのも強制だったでしょ?
無理して俺といなくていい。
だから別れよ。」
「まって!奏くんっ!私っ…」
そのとき…ちらっと見えた
奏くんの顔。
決意はかたくて
その意思は変えられないという
顔をしていた。
「っ…」
「じゃあな…美月…」
徐々に足音が遠くなる。
「うわぁん…奏くん…
やだよぉ…別れたくなんかない…うわぁん…」
私は子供みたいに泣いた。
私がはっきりしないから
いけなかったんだよね…