恋の勉強


「先輩!」


先輩のクラスは2-1。

教室には先輩しかいなかった。



ちょうど夕日がさしこんで
奏くんの顔が見えない。


でも私は早く奏くんに伝えたくて…


「奏くん!私…」


「……よう」


ぼそっとなにかを言った奏くん。


「え…??」


「別れよう。美月」




ドクン


私の心臓はドキドキとは
また違う音をたて始めた。


「え…まって。意味わかんないよ…」


「付き合ったのも強制だったでしょ?
無理して俺といなくていい。
だから別れよ。」


「まって!奏くんっ!私っ…」



そのとき…ちらっと見えた
奏くんの顔。


決意はかたくて
その意思は変えられないという
顔をしていた。


「っ…」


「じゃあな…美月…」



徐々に足音が遠くなる。


「うわぁん…奏くん…
やだよぉ…別れたくなんかない…うわぁん…」



私は子供みたいに泣いた。



私がはっきりしないから
いけなかったんだよね…


< 24 / 31 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop