僕の上司は彼女です。
“俺が大丈夫っつったら大丈夫”…か。
すげぇな…俺もそんなカッコいいセリフ吐いてみたいぜ…。
女が…チカが惚れるわけだ。
自信に満ちあふれ、さらには有言実行。
何だか同じ男なのに、男として人として…格の違いを目の当たりにした瞬間だった。
そんな違いに、しばし物悲しさに浸っていた俺を勇気づけるかのように社長はさらに話をしてくれた。
「俺たちは人間なんだ、完璧じゃない。
間違いを冒して当然だ」
「………?」
「プログラムされて、完璧に何でもこなせるロボットじゃない。
生身の、血の通う人間だからこそ迷い、落ち込み、模索する。
感情に左右され、嘆き、涙を流し、時に間違いを冒す」