僕の上司は彼女です。

「ど、どうしたの?
マリちゃん、何かあった??」


わけもわからず、引っ張られて走りながら理由を聞く俺に


「…フフッ!

あのね、マリの友達があの人のこと気にいったらしいから2人にしてあげたくて」


友達思いなマリちゃんは立ち止まってそう答えた。


「あぁ、そうゆうことね」


「それにマリも………島崎さんと2人になりたかったし…」


「………!!」


ノックアウトだ。

こんな可愛い子に上目遣いでそんな嬉しいことを言われちゃったら………しょうもない誓いなんざクソ食らえだ!!


………いや、でもまてよ。

相手は4つも下だ。

しかもこんなか弱そうな可愛い子をいつものように適当に扱ったらバチが当たるに違いない。
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