W☆
私はドキッとした。

何か、嫌な予感がする。

そしてそういう直感というのは、大概外れることはない。


「どうかしたの?」


私は、なるべく平静を装った。

ただでさえ重くなりかけた店内の雰囲気を、さらに重くしたくはなかったから。

でも、それは無駄な努力だったと知るのに、さほど時間はかからなかった。


「ナナミちゃん、…いつも頑張って働いてくれて、このお店の女の子では1番だと思ってるの。
1番と言っても、他に三人しかいないけど…
だから、私もとても感謝しているわ」


ママは、言葉を選ぶように、いつもよりゆっくりと話す。

それが余計に、私の不安を募らせる。
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