恋するキャンディ2私だけの甘々不良彼氏
「絹川くんっ、怒らないでよ。と……とにかく、さやちゃん、こっち来て」


鶴くん、ビビりながら私を手招きする。


「当麻くん、ちょっと行ってくるね。ていうか、今から授業だから。また、放課後に」


そう言って、不服そうな当麻くんを残し、空き教室を出た。


「ごめんね、取りこみ中の所……」


恥ずかしそうに微笑む鶴くん。


そうだよね、キス見られてた。


私も思わず顔を赤らめる。しかも、鶴くんには刺激が強いんじゃなかろーか。


彼女……いないよね!?


今までいたかどうかも、よく知らないんだけど。


そこまで仲良くないし、さすがにコレは、聞きにくい。


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