空き瓶ロマンス



「あと、上着。

……下手だけど、ちゃんと洗って繕っておきました。

この前は、本当にありがとうございました。あの……」
 

不意に、目元がじわりとなった。
 

わっ……駄目だ、一体一日に何回泣いたら気が済むんだ私……!


「なっ泣くな!

どうしたんだ、いきなり……」
 

思った通り、信也さんがうろたえた。
 

私は、必死に目を擦り、尋ねた。


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