年下の王様
遊吾の面倒を見てるとそれなりに小遣いはもらえる。



だけどそんなんじゃなくて、汗水垂らして稼いでみたかった。



だって俺、ガキだし…。



社会人みたいに欲しいモノとか買えねぇし…。



女のためにバイトするなんて今だに信じらんねぇけど。



自分が怖い…。



だけど陽菜には言えない。



もうバレてんだと思うけど、口が裂けても言いたくない。



まぁプライドみたいなもん。



陽菜のために頑張ってるとか…。



なんかダサくね?



笑われたくねぇもん。



だから言わない。



疲れるから居眠りすることも多々あって…。



みんな怒ってんだろうな…。



だけど理事長の息子にはペコペコすんだよ、陽菜以外は。



どうせ俺が寝てようが寝てまいが他の教師はなんとも思ってねぇの。



悪いことして注意なんかされた記憶がない。



昔からそう。



教師は俺の顔色ばっかり伺ってる。



まぁ…、陽菜以外は…。



< 159 / 549 >

この作品をシェア

pagetop