年下の王様
せっかくの甘い時間が台なし…。



「嵐みてぇだな、陽菜の家族…。しかも荷物置きっぱなし…」

「フラれるか結婚するかだね」

「兄貴ウケる…」



斗和は勝手に冷蔵庫を開けてあたしのビールをゴクゴク…。



コラ、未成年!!



「没収!!斗和はダメ!!」

「固い固い。鉄並みの女だな、陽菜」

「なんて言われてもハタチになってから!!」

「チビのくせに偉そうに」



あれれ?



優しかった斗和君はいずこへ!?



「お、お茶飲みたいなぁ~…」

「てめぇでやれ」

「優しくないっ!!」

「優しいのに飽きた。陽菜が俺を嫌うわけねぇんだよ」

「うわっ…この人自信満々に言い切ってる!!」

「違うか?」

「違…わないです…」

「だろ?」



やっぱり結局は斗和の天下です…。



もう少し優しい斗和を味わいたかったのに~…。



「ってことで」

「へっ!?」

「陽菜ちゃん、さっきの続き。兄貴が帰る前にしちゃおっか」



まぁ、いいかっ!!



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