年下の王様
向かったのは滅多に行かない理事長室。



「宮先輩ってやっぱり理事長の子なんだね~!!」

「ってことは結婚したら玉の輿!?」

「「やたらステキ~!!」」



なんて騒がれてるけど気にしない。



理事長の息子だからって受験がなかったわけでもテスト問題教えてもらえるわけでもないし。



ノックをしたら聞こえた父ちゃんの声。



中に入ると作業着姿でコーヒータイム…。



「珍しい…。嫌な予感…」

「半分当たり」

「で?用件は?」

「陽太の面倒見てやってくんねぇかなって」

「陽太?なんで?」



理由を話した。



陽太が実家に寄り付かない理由は父ちゃんも母ちゃんも知ってるし。



「いいけどそれでホストやめんのか?」

「やりたくてやってたわけじゃねぇし。やめられるなら今すぐやめると思う」

「他のバイトは母ちゃんに面倒見てもらえ。勉強するなら引っ越して来い」



昔から陽太に甘いんだよな、父ちゃん…。



でもまぁこれで落ち着く?



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