年下の王様
【斗和】



サプライズすぎて泣いてしまった。



想定外のできごとで…。



スゲー恥ずかしい…。



しかも遊吾みてぇに縋り付いた…。



どうしても離れたくなかったから…。



だけど陽菜の出した答えに納得してしまった自分…。



本当は行かせたくなんかねぇよ…。



俺のそばで笑ってろよ…。



「大変急ではありますが、今週いっぱいで北川先生が姉妹校へ赴任することになりました。それでは北川先生からご挨拶です」



全校集会で聞いた陽菜の話しは終始笑顔で。



周りの生徒がザワついてたことしか記憶にない。



来週には陽菜は日本にはいない…。



離れた場所でお互い頑張る?



俺にできんのかよ、んなこと…。



前に俺が行ったのは1ヵ月っていう短期のもので…。



1年は長すぎんだろ…。



「大丈夫か?」

「ダメって言ったらなんか変わんのかよ…」

「変わんねぇけどさ…」



集会中はずっと後ろで陽太と座ってた。



立っていられなかった…。



< 397 / 549 >

この作品をシェア

pagetop