年下の王様
俺を誘惑するな。



別に盛ってるわけじゃねぇんだけど…。



だけどさ…。



やっぱり目の前にうまそうなメシがあったら食いたくなんじゃん…。



とくに小さい女…。



「髪でも染めっか…」



免許も取れたからヒマだし…。



金は使わずに貯まる一方だし…。



「あっ、真央君?今日空いてる?」

「お前ら親子ってホント急だな…。予約しろや」

「思い立ったら染めてぇじゃん…」

「最近も黒にしたばっかりだろ」

「飽きたから金とか銀にしたい」

「学校終わったら来い」



気分転換でもしねぇと身が持たねぇよ…。



その日、初めて金髪にした。



「お前昔の遊和にソックリ…」

「マジ?父ちゃんに?」

「アイツ、教師やってた時も金髪だったぞ」

「ピンクにでもすりゃあよかったかな…」

「お前頭おかしくなったのか?」



おかしくなってんのかも…。



さすがにピンクはねぇわ。



「じゃ、帰る。父ちゃん帰って来てる頃だし」

「コラ、金払えガキ」

「べつにいいじゃんケチ…」



気分転換終了~…。



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