年下の王様
あのぼったくり美容室め…。



流行ってっからってそんなに金とんなくてもいいだろーが…。



空になった財布を持って家に帰った。



駆け寄ってきた遊吾から聞いた、チカちゃんが来てる事実…。



羨ましいですなぁ…。



「おかえり父ちゃん」

「おー」

「陽菜元気だった?」

「んー、まぁ普通。ん!?お前頭っ…」

「真央君にやってもらった」

「なにやってんだよ受験生…。勉強してんのか?落ちたら俺の顔にも泥塗るんだからな」

「わかってるって…」

「落ちてもらっちゃマジで困るよ~。影でなに言われっかわかんねぇ」



父ちゃんがグチグチ言うのは久しぶり。



きっと母ちゃんが出張だから…。



明日帰ってくんのに…。



「ユーゴも髪やりたい!!兄ちゃんと同じの!!」

「はぁ!?遊吾は不良になっちゃダメだ。いい色だぞ?母ちゃんと同じ髪の色」

「父ちゃん黒」

「渋いだろ?」

「この前白いのあったよね!!」

「黙れ遊吾…」



え゙っ、父ちゃん白髪あんの?



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