年下の王様
いつまでも若くいてほしいと初めて思った。



そうだよな、父ちゃんだってそれなりにオッサンだもんな…。



「メシ食う…」

「チカちゃんと陽太呼んで来い」

「ほっとけば~?どうせイチャイチャしてんだから」

「それもそうだな。じゃあ先に食うか」



久しぶりに食った父ちゃんの料理。



相変わらず決まってキャベツ料理…。



今日はロールキャベツ…。



父ちゃんの体はキャベツでできてるようなもんだと思う。



その血を思い切り継いでる遊吾はオレンジが大好きで…。



毎日食後にオレンジ食ってる…。



偏ってっと体に悪いぞ…。



「いい加減キャベツ飽きたんだけど…。嫌いになりそうなんだけど…」

「は?聞こえねぇな」

「キャベツばっかり食いたくねぇよ!!」

「なにイライラしてんの?キャベツ足りねぇんじゃねぇか?」



イライラにキャベツは効かねぇよ!!



俺の中ではイライラの根源だっつーの!!



「兄ちゃん、オレンジ食ったら?」



イラッ…。



< 422 / 549 >

この作品をシェア

pagetop