年下の王様
結婚して数ヶ月、俺達は新築マンションで暮らしてる。



ガキでもできたら家に戻る予定だから賃貸です。



「相変わらずラフだね」

「うちの学校、教師らしい教師なんかいねぇじゃん」

「亘先生なんかスエットで来るもんね…」

「でも授業は真面目にやってんだろ?はい、スープ」

「ありがと~!!」



別々の学校で働く俺達。



新米教師として悪戦苦闘してる姿を陽菜には見られたくないからちょうどいい。



「今日外メシな?で、陽菜が見たかった映画見に行く」

「久しぶりのデートだね~!!1日頑張るぅ~!!」

「あんまり張り切るなよ…」



結婚してから、ますますカワイイ陽菜はまさに小動物で…。



学校行かねぇでイチャイチャしてぇな~…。



パーマのかかる長い髪は少しだけ陽菜を大人っぽくした。



カワイイな、お前…。



「行ってきます!!」

「ん~…。気をつけろよ」

「はぁい!!」



比較的俺の学校に近い場所だからいつも陽菜を見送ってから学校へ行く。



< 538 / 549 >

この作品をシェア

pagetop