年下の王様
父ちゃんだけガッポリ稼ぎやがって…。



「おい、そこの宮先生。校庭の花壇に水やって来い」

「なんで俺なんスか、理事長」

「部活してねぇから。それくらいいいよな?」

「じゃあ給料上げろ~。せめて陽菜より稼がせろ~」

「陽菜ちゃんの学校は金持ち校だから仕方ない」



よかった、学生時代にバカみたいに稼いどいて。



貯金ならまだまだあるさ。



これでも結婚式でかなり減ったけど。



「なぁ、斗和」

「なんだよ」

「カタツムリあげる」

「うおっ!?な、なにしてんだよ!!キモいっ!!取れよ!!ガキかクソオヤジ!!」

「そろそろ孫の顔でも見てぇな~。あははっ!!」



あんな大人にはならないようにしよう。



って…。



孫…?



マジで?



でも俺的にはまだ新婚生活を味わいたいからいらねぇ。



陽菜が欲しいって言うまで行動には移さないつもりだし。



「子供か…」



陽菜に似んのか?



それとも俺?



遊吾みたいな男がいいな…。



なんてニヤニヤしながら水やり完了した。



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