年下の王様
でもやっぱり今はまだいらない。



「陽菜」

「なぁに?」

「ひざ貸せ」

「どうぞ?」



今は独占すんだ。



いつかガキができたらそれはそれで嬉しい。



でもやっぱり今はいらん。



「明日休み?」

「うん、部活もないよ」

「じゃあ朝までコースで」

「ぬぁっ!?そんな体力もうないよぉ!!」

「寝てるだけだろ、お前」

「そうですけど…」



相変わらず、陽菜は俺のエサ。



歳を重ねる度にキレイになる。



いつまでこうして好きでいりゃあいいんだろうか。



嫌いになろうとしてもやめられないんだけど。



「ギブっ…」

「まだまだ。久しぶりだし。休憩ナシな」

「ムリだってばぁっ…」

「逃がすわけねぇじゃん?お前は俺の主食だからな」

「あぅっ…」



いつまで経っても飽きない。



ずっとこうしていたいと思うくらい。



陽菜が思ってるより、俺はお前が好きだ。



異常なんじゃねぇかと思うくらい、俺は陽菜が好きすぎる。



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