夢の彼方
翌日、ホテルのカフェで少し遅めのブランチを取ると、わたしたちは信次の墓参りに出かけた。


一周忌の法要は義母と義姉ですでに済ませたと言っていた。


義姉がわたしと顔を合わせたくないからと、勝手に進めてしまったということだった。


それはそれでいい。


わたしのことは気に入らなくても、信次を思う気持ちは同じはずだから・・・・・。


墓地につき、信次の墓石の前へ行くと―――


「優奈」


そこに立っていたのは、タケル君だった・・・・・。


「タケル君・・・・・来てくれたの」


「ああ。もう、1年経つんだな・・・・。まさかお前に会えるとは思わなかったけど―――すっかり有名になったな」


懐かしげに目を細めるタケル君。


少し痩せたかな。


でもその表情は変わらない。


昔から知ってる・・・・・

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