夢の彼方
「優奈、彼は―――」


レジーの声にハッとする。


「あ―――友達、なの。あたしと旦那の共通の・・・。仕事なんかも、手伝ってもらってたから・・・・」


「ふーん」


「タケル君、こちらレジー。わたしのマネージャーなの」


「ああ、どうも」


2人が握手を交わすのを、なんとなく不思議な気持ちで眺めていた・・・・・。


「今日会えるとは思ってなかったけど―――。優奈、ちょっと時間あるかな」


タケル君の言葉に、わたしは首を傾げた。


「何?」


「少しでいいんだ。ちょっと、2人で話したいんだけど・・・」


わたしは、ちらりとレジーの方を見た。


レジーはポーカーフェイスのまま、ひょいと肩をすくめた。


「じゃあ、ちょっとだけ・・・・」


「ありがとう」


そうしてわたしとタケル君は、一度その場を離れ、休憩所のようになったベンチが並ぶ場所へと移動した。
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