夢の彼方
タケル君が行ってしまい、信次のお墓参りを済ませたわたしたちは、近くのレストランで昼食を取ることにした。


そこにいる間、子供たちは自然と日本での思い出話をし始めていた。


友達のこと、学校のことなど・・・・・。


わたしはそれを聞きながらも、時折レジーの方を気にしていた。


タケル君と別れてから、やっぱり少しいつもとは様子の違うレジー。


―――気にしてるのかな。


ちょっとだけ、ヤキモチ妬きなところがあるレジーだけれど。


でも、きっとちゃんと話せばわかってくれると思うんだけど・・・・・。


普段から無口なレジーが、あまりしゃべらなくても子供たちはさして気にしない。


それでも何となくわずかにピリピリしたムードがあることに、子供たちも気付いているような気がした・・・・・。
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