禁断の恋

「やだっ・・・」


手が震える。

どうしよう・・・


「来ないでっ・・・怖いっっっ・・・」

「姉貴・・・」


その場にしゃがみ込み、

来ないで来ないで・・・

強く願い続ける。


「来たぞ」


カフェの鈴の音とともに

笑い声が聞こえた。


『優輝っお前の女見てみてぇよ!!』

「亜美のことか??」

『そーそー、いい女っしょ??』

「あー顔はな」


優輝の言葉が冷たい心に突き刺さる。

今にも砕け散ってしまいそうな苦しみが

わたしを襲う。


「外見でしか・・・選んでくれなかったの??」


ポツリと出た本音。


『もう亜美って子と最後までいった??』

「あーまだ、この前首筋にキスマークつけといたから自覚はしてんじゃね??」


なんのためにわたしと付き合ってるの??


「亜美とヤれば俺はそれでいいし」


え・・・??


『うわーモテるからそんなこと言えんだよ!!』

『ムカつくわ~~~~~~っっ』









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