禁断の恋
みんなでカフェに入ってから
1時間が経ったころ、
「ちょっとトイレ」
司が席を立つ。
えっ行かないでよっ
どうすればいいわけ?!
この状況・・・
『亜美さんって彼氏いるんすか??』
「一応いるけど・・・」
『その彼氏やめて俺にしません??』
『何言ってんだ、このバカ』
みんなが笑うから、わたしもつられて笑ってしまう。
『亜美さんの彼氏絶対かっこいいよな!!』
『ってかさ・・・亜美さん・・・首筋』
「え??」
すっかり忘れていたキスマーク。
『やっぱ彼氏さんのすか??』
「・・・え・・・えぇ」
『うっわーラブラブじゃんか』
「ありがとう」
「姉貴~~っ」
司がわたしを呼びつける。
「何?」
「あれ、優輝じゃね??」
「え??」
司の視線を追えば
友達と歩く優輝がいた。
こっちに向かっているようにも見える。