私の愛した先生。【完】






タッタッタッ




まもなくして誰かが私に近づいてくる音がした。


きっと誰かはわからないが先生が気づいて


どうしたか聞きに来たのだろう。




私はさらに具合が悪くなるのをなんとか耐え先生がくるのを待った。




そして




『大丈夫か?』




私の頭の上で声がする。


私の頭はボーとしていてその声の主が誰なのか


さらには何を言っているのかさえ理解できない。




私はついに耐えることができなくなり




バタッ




その場に崩れるように倒れる。





倒れる瞬間




『明!!』




誰かが私の名前を呼んだ気がした…。





< 115 / 345 >

この作品をシェア

pagetop