私の愛した先生。【完】
それに先生は本当に彼女を愛しているんだなって思う。
そんな彼女に私が勝てるはずもないしあらためて
この恋が叶わないということを実感させられた。
「すみません…」
そんな私の口から出てくる言葉はそれくらいで
先生を励ましたりなんてできない。
優しい先生は私の頭に手をのせ優しくなでた。
その行動にドキッと私の心は反応し
みるみる体温が上昇していくのを感じた。
「明が謝ることじゃないだろ?彼女とうまくいってないのは俺のせいだし、それに…」
「それに?」
私はそれにのあとの言葉が気になり先生に聞き返す。
私は次に言った先生の言葉に思わず固まってしまった。