狼がいる保健室



布団にくるまって、叫ぶあたし。


「咲里奈ちゃん、どうしたの?」


布団の上からポンッと背中をなでるさくら先生、ちらっと先生を見るため布団から顔だけを出す。


「ねぇ…さくら先生。あの人誰ぇ??」


「あぁ、佐々倉くんの事??彼もあなたと同じサボり魔よ、」


佐々倉…。


「そんな人いたっけ…??」


中学校の時、そんな人いなかったよ…?


「んー…名前が変わったのよ、離婚したから」


へぇー…意味深。離婚かぁ…って、それよりもその『佐々倉くん』って人にあたし何かしたっけ…。佐々倉くんには、悪いけど…



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