初恋


「貴にぃ。昼休みでもいいから少し時間ない?久しぶりに逢ったししゃべりたい!!」

めちゃくちゃ勇気を振り絞って、貴にぃに言ってみる。

「おー。いいぞ。俺も久しぶりにしほと話したいしな。」

やったあー!!!
ほんと嬉しい!

隣で柚美もにやけてる。
こりゃ柚美に感謝だな。


「じゃあ貴にぃ!昼休みにね!」
あたしが貴にぃに手を降ってグラウンドの端に戻ろうとすると、

「あ、そーだ」

貴にぃに腕を捕まれて、耳打ちされる。

ちょっとちょっとー!!
息が耳にっ!

「教官室じゃ、他の先生いるし、3階の小ホールに来い。」

あたしは真っ赤な顔でコクコクと頭を振る。
にやけを必死で隠しながら。





< 15 / 21 >

この作品をシェア

pagetop