初恋


「おーす。お前来るの早くない?そんなに俺と話したかった?」


図星すぎて、真っ赤になるのが自分でもわかる。
は…恥ずかしい……。

「そだよっ!貴にぃと話したくて急いで来ちゃったよっ。」

そう言うと貴にぃはにっこり笑って。

「お前素直でかわいいなー。そういうとこ変わんねえな。」

貴にぃはあたしの頭をなでなでする。

「貴にぃっ!あたしもう高3だよー?ちょっと大人になったでしょ?」

あたしは胸をはる。

「そうだな。少し大人になったな。」

肯定されるとなんだか照れる。

「てか、貴にぃが教育実習なんてびっくりしちゃったよ。」

「まあな。教員免許取れたら体育教諭になろうと思ってる。」

真剣な目でまっすぐこっちを見ながら話す貴にぃにまたきゅんとする。

「しほは卒業したら、どうすんの?」

「あたしは短大に行くつもり。パソコン関係の仕事に就きたいから、資格取りに行くつもりなの。」

あたしの将来の夢は、コンピュータプログラマー。
お年寄りでも使えるような、スマートフォンとか開発してみたいの。


「すげえな。俺にもパソコン教えてくれよ。」

貴にぃに褒められるとやる気出るなー。

「もちろん!」







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