幸せのQuintet


「な…なんでもないよ//」


私はスッと目線をずらした。



まさか、さっきまで城戸くんの話してたなんて本人に言えない…//



「ふ~ん」


城戸くんはつまんなそうに言って大貴くん達のほうを見た。



あっ…そうだ!


「ねぇ、城戸くん。歩ちゃんに私のこと言ったって本当?」



すると城戸くんは「えっ?!」と言って気まずそうな顔をした。



「それ…誰から聞いた?」


「歩ちゃんから…」



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