幸せのQuintet


そういえば城戸くんに誘われなかったら、こうやってみんなと一緒にいなかったんだよね…


そう考えると不思議な感じ。



あっ、こけた。



浜辺で走っていた大貴くんが砂にひかかってこけた。


私はつい笑ってしまった。



あっ…!



すると、いきなり歌詞が思い浮かんだ。



これって…城戸くんが言ってたこと?



私は嬉しくなってペンを走らさせた。



「恋美~?歌詞書いてるの?」


気付いたら少し濡れている歩ちゃんが近くに来ていた。



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