幸せのQuintet


「恋美。きっと大丈夫だよ。

--さぁ、涙も止まったし行こう!」


スッと手を差し出してくれた。




やっぱり歩ちゃんは不思議な人だね。

その言葉で大丈夫って思えてくる。


それに、いつの間にか涙も止まっていたし
今は胸の痛みも少しおさまっていた。




「うん!ありがとう」


私は手とって立ちあがった。














< 231 / 263 >

この作品をシェア

pagetop