あの日に帰りたい〜第二部〜
あんなにこっぴどくフラれた女の名をため息つきながら、まだ思い続けているとは、未練がましい奴だった。私はできることなら若い私に、まだ人生は長い、これからもいろんな女と知り合うぞと耳打ちしてあげたかった。しかし、ここは私の経験してきた過去とは微妙に違うから、確実にそうなるとは言えなかった。これは良いことなのだろうか?この世界での私の未来はどうなるのだろうか?
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