あの日に帰りたい〜第二部〜
久しぶりの自宅は変わっていなかった。それは当たり前だった。何ヵ月しか経っていないのだから。開けっ放しの玄関から二階の自分の部屋に向かった。そこには高校2年のまだ若い小僧の私がいた。机に向かって、何か、難しいことでも考えているのか、何度も深い溜め息をついている。「みやび・・・」あんなに手酷くフラれたのに、まだあの女のことを考えているとは。
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