あの日に帰りたい〜第二部〜
久しぶりに自宅に腰を落ち着けた私は、世間的には圧倒的に弱者であることを実感した。誰かの介助がないと家の中でも、一メートル先にも移動できないのだ。何故、こんな身体になってしまったのか?家から外へ出れないので、私はそんなことばかり、考えて、気持ちはどんどん沈んでいった。
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