あの日に帰りたい〜第二部〜
ミクがやって来た。ホットパンツと半袖ブラウスという軽装だった。「夏休みの宿題でわからない所があるから、教えて?」ミクは首を傾げて言った。今、考えるとミクは明らかに誘っていたのだ。しかし、唐変木の若い私は、ミクの突然の訪問に戸惑いながら、自室に案内し、勉強を教えている。哀れな奴よ。
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